お知らせ

【終了しました】2018/11/7講演会「地域精神医療の充実に向けて ―フランス・リールの実践から考える―」

2018.10.01 UP

講演会「地域精神医療の充実に向けて ―フランス・リールの実践から考える―」のお申し込みは、定員に達しましたので受付を締め切らせていただきます。多くの方に関心をもって頂きたいへん励みになります。ありがとうございます。皆様に支えられて当センターは活動を続けることができます。日本の精神医療がかわるためには、もっともっと多くの人たちに現状を共有してもらう必要があります。
お申込み予定の方には、お席をご用意することができずお詫び申し上げます。会場でお目にかかることは叶いませんが、人権センターニュースや各種セミナーでお会いできますことを楽しみにお待ちします。11月17日には設立33周年記念講演会 精神科病院に入院中の方のための権利擁護の拡充に向けて ~今、私たちができること~を予定しておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
わたしたちは、小さな市民団体ですが、一人でも多くの人たちに私たちの価値観、大切にしている思いを、より多くの人たちに共有できるように尽力していきたいと思います。どうぞ、ご支援、ご協力をお願いします。

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フランス・リール地方において、地域精神医療の改革を行ったリーダーであるJean Luc Roelandt(ローラン)医師(リール精神保健センター所長)を招いて、リールでの実践に関する報告をいただく。世界の5分の1の精神科病床数を占めると言われている日本において、地域精神医療の充実に向けた課題を整理する機会としたい。

フランスは、過去には第二次世界大戦時からドイツと同じく、収容所スタイルで精神医療が行われたが、その後、長きにわたり、精神医学が収容所から縁を切ることを前提に精神保健改革が行われてきた。

その中でも、東エリアにあるリール地域では、ローラン医師が中心となり、当時アメリカで発展してきたコミュニティ精神保健の経験を参考として地域に滞在施設を設立したり、イタリア(トリエステ)との交流を図り、改革を進めた。「精神保健はあらゆる人に関することである」という理念のもと、なるべく入院に頼らず、かつ、本人の意思を中心とした地域精神医療を実践している。リール地域は、35年以上前からWHOの認定を受けており、当事者、医療スタッフ等を中心に、セルフケアの促進、アンチスティグマに関する活動が行われている。

2018年11月に、ローラン医師が来日する機会があるため、そうしたリールでの実践報告を頂き、日本の地域精神医療の課題の検討にも役立てたい。

テーマ 講演会「地域精神医療の充実に向けて ―フランス・リールの実践から考える―」
開催日時 2018年11月7日(水)17:30~20:30
開催場所 大阪弁護士会館(1001・1002)
地図
講師 ◆フランス精神医療改革の実践
Jean Luc Roelandt(医師・リール精神保健センター)
通訳 三脇康生(医師・仁愛大学教授)

◆日本側の報告
(1)地域精神医療の取組 高木俊介(医師・ACT-K・たかぎクリニック院長)
(2)社会保障法学からのアプローチの重要性  永野仁美(上智大学教授)
(3)他調整中
共催 大阪弁護士会
大阪精神科診療所協会
大阪精神医療人権センター
関連資料 チラシはこちら
参加費 500円(資料代)
注意事項 定員となりましたので参加申込の受付を終了させていただきます。ご了承ください。

当センターの活動を維持し、充実させるためにご支援をお願いします。

現在、当センターの活動には、当事者、家族、看護師、PSW、OT、医師、弁護士、教員、 学識経験者、マスコミ関係者等の様々な立場の方が、世代を超えて参加しています。当センターは精神科病院に入院中の方々への個別相談や精神科病院への訪問活動、精神医療及び精神保健福祉分野への政策提言活動等を行っています。

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