よくあるご質問

皆さまから寄せられる、よくあるご質問を掲載しています。

大阪精神医療人権センター(全般)について

Q1.大阪精神医療人権センターはどういう団体ですか?

A.当センターは、主に、大阪府内において、精神医療および社会生活における精神障害者の人権を擁護する活動を行うとともに、それを通じて精神障害に対する社会の理解を促進し、障害の有無にかかわらず、誰もが安心して暮らせる社会に一歩でも前進させるべく貢献することを目的としています。
1984年3月に発覚した栃木県の宇都宮病院における入院中の方に対する看護者による傷害致死事件を大きなきっかけとして、1985年11月に設立されました。「精神病院における人権侵害を未然に防ぎ、発生した人権侵害についてはその実態を調査し明らかにして今後の人権擁護に資する」(設立集会基調)ことを活動目標として、当事者、家族、医療従事者、弁護士、一般市民などが集まりました。当初は、社会から隔離され、密室になっている精神科病院の風通しの悪さこそが人権侵害の温床であると位置付け、“精神病院に風穴を開けよう”をスローガンとし、入院中の精神障害者からの人権侵害の訴えを受けとめることから始めました。
このため、まずは人権センターの私書箱を設けて人権に関する訴えを聴き、訴えにもとづいて調査・救援活動を進め、1987年1月からは電話による相談を始めました。そのほか、入院中の方からの訴えにもとに個別病院と交渉をしたり、行政や制度の問題についても質問状を提出・交渉するなどして、問題提起をし解決に向けた働きかけをおこなってきました。
なお、当センターは1999年にNPO法人、2010年に認定NPO法人の認証を取得しています。

Q2.大阪精神医療人権センターは、どのような活動を行っていますか?

A.当センターは、「声をきく」「扉をひらく」「社会をかえる」の3つのビジョンのもとに、個別相談活動(手紙・電話・面会)、病院訪問活動(療養環境サポーター制度)、政策提言などの活動を行っています。
詳細は当センターのホームページをご覧ください。

Q3.大阪精神医療人権センターには、どのような人がかかわっていますか?

A.当センターには、精神障害がある当事者、家族、一般市民、会社員、建築士、精神保健医療福祉の専門職(看護師・ヘルパー・作業療法士・医師・精神保健福祉士)、ジャーナリスト、教員、弁護士など、さまざまな立場の方がかかわっています。
また、さまざまな立場の方が賛同者になってくださっています。

Q4.大阪精神医療人権センターの活動は、成果を上げているのですか?

A.会員数や活動参加者数は年々増加しており、個別相談の件数も増加しております。
また、当センターが大阪府内の精神科医療機関を訪問して療養環境について意見を述べてきた「精神医療オンブズマン制度」や「療養環境サポーター制度」においては、ベッド周りにカーテンがつくこと、面会は職員が立ち会わない中で行うこと、薬は各病室で受け取ることなどが、当たり前になってきました。

Q5.大阪精神医療人権センターはどのように資金を得ているのですか?

A.当センターの収入は、寄付金、会費、助成金、賞金を主としています。そのほかに書籍や資料の売り上げがありますが、収入全体の約20%は寄付金と会費です。
当センターの活動を維持し、充実させるためにご支援をお願いいたします。

Q6.他の地域にも精神医療人権センターはありますか?

A.はい、あります。
当センターは他の地域の精神医療人権センターと情報共有や連携をしています。
当センターの活動範囲ですが、個別相談活動と病院訪問活動は、大阪府内での活動を基本としています。政策提言活動については、大阪府内だけでなく厚生労働省などに要望書や意見書を提出するなどしています。
ただし、個別相談活動のうち電話相談、投書による相談は、他府県からもお寄せいただいております。その場合、可能な範囲ではありますが、ご相談内容に応じて他機関や他団体の連絡先をお知らせしております。

ご相談について

Q1.どのような相談にのってもらえますか?

A.精神科医療機関に入院中の方が困っていること、悩んでいることについて、ご相談を 受けています。
たとえば、「退院したい」「入院形態がわからない」「任意入院なのに退院できない」「自分の通帳にいくら入っているか見たことが無くて気になっている」などの相談があります。

Q2.どうすれば相談にのってもらえますか?

A.お手紙による相談、お電話による相談、面会による相談、ホームページ(フォーム)からの相談ができます。
入院中の方には、ご希望があれば病院に面会に行かせていただきます。なお、事務所へ来所してのご相談は、お受けしておりません。
▷手紙による相談:以下の住所に郵送ください。
      〒530-0047 大阪市北区西天満5-9-5 谷山ビル9階 大阪精神医療人権センター
▷電話相談:06-6313-0056
 通常の相談日は、時毎週水曜日午後2時~午後5時まで。
      その他の曜日はこちらから。https://www.psy-jinken-osaka.org/talk/
▷面会による相談:お手紙または電話によりご連絡ください。
▷ホームページ(フォーム)からの相談:https://pro.form-mailer.jp/fms/1c5ca599226969

Q3.相談は匿名でもできますか?

A.はい、できます。

Q4.秘密にしたいことは、守られますか?

A.はい、守られます。
相談を受けるボランティアは、活動前に当センターのボランティア養成講座を受講します。
また、ボランティアに参加するにあたって「誓約書」に署名をしてもらいますが、その中に個人情報の取扱い厳守についての項目があります。

Q5.どんな人が相談を受けてくれますか?

A.センターの目的に賛同する方々にボランティア養成講座を受講していただき、個別相談活動をしていただいています。
電話相談や面会活動には主に精神障害がある当事者、家族、看護師、ソーシャルワーカー、市民の方が参加しています。

Q6.同じ人に継続して相談にのってもらえますか?

A.ご希望に添いたいのですが、ご相談はボランティアの方の予定と調整してお受けしていますので、必ずといったお約束はできません。相談内容は継続性を保てるよう守秘を厳守しつつ、引継ぎを行っています。
面会活動については、ご希望をうかがいつつ可能な範囲で2名1組のうちの1名はお会いしたことがある活動参加者に行っていただけるよう調整したいと考えています。

Q7.相談にはお金はかかりますか?

A.無料です。ただし、電話相談には通話料がかかります。

Q8.家族でも相談できますか?

A.はい、できます。

Q9.退院したのですが、過去の入院について話をきいてもらえますか?

A.過去の入院についてのお話しも、まずはお聞きして、一緒に考えさせていただいています。

ご参加について

Q1.どうすれば活動に参加できますか?

A.大阪精神医療人権センターのホームページからお申込みください。

Q2.どのような活動に参加することができますか?

A.活動には、個別相談活動(電話相談、手紙を書く、面会活動)、病院訪問活動、広報、ニュースの発送作業、講演会の運営(会場設営や受付など)があります。
相談に関する活動のようにボランティア養成講座を受講しただいた上ででご参加いただける活動と、研修の受講が必須ではない活動があります。

Q3.これまで医療や福祉、法律などの分野で働いたことはありませんが、活動に参加できますか?

A.はい、ご参加いただけます。
当センターの活動参加者は、当センターの目的に賛同する様々な立場の人が参加しています。これまで精神医療保健福祉にかかわったことがないという方もおられます。

Q4.センターの会員にならなくても、活動には参加できますか?

A.はい、ご参加いただけます。

入会(会員)をお考えの方へ

Q1.会員になりたいのですが、なれますか?

A.当センターの会員の種類には、運営会員、賛助会員、特別協力会員の3種類があります。
賛助会員と特別協力会員は、センターの目的にご賛同くださり、可能な範囲の財政的支援をくださるご意志がある方になっていただけます。所定の入会申込書を代表理事に提出していただき、理事会の承認を得ていただきます。

Q2.会員の種類と会費について教えてください。

A.センターの会員の種別と年会費は次の通りです。
   個人賛助会員(年会費3,000円)
   団体賛助会員(年会費5,000円)
   個人賛助会員(障害者)(年会費1,000円)
   特別協力会員A(年会費10,000円)
   特別協力会員B(年会費30,000円)
   特別協力会員C(年会費5,000円)

Q3..入会するにはどうすればいいですか?会費はどうやって支払うのですか?

A.お申込みとご入金方法は、①クレジットカードにて会費を納入していただく方法、②郵便払込でご入金いただく方法、③銀行振込でご入金いただく方法、があります。それぞれ、必要事項を記載していただくフォームがあります。
また、指定口座からの自動引き落としもできます。事務局にご相談ください。

Q4.領収書はもらえますか?

A.領収書が必要な方には、毎年1月下旬に前年分(1月~12月)をお届けします。
それより前に必要な方は、事務局までご連絡ください。

Q5.どのような人が会員になっているのですか?

A.大阪精神医療人権センターには、精神障害がある当事者、家族、一般市民、会社員、建築士、精神保健医療福祉の専門職(看護師・ヘルパー・作業療法士・医師・精神保健福祉士)、ジャーナリスト、教員、弁護士など、さまざまな立場の方がかかわっています。

Q6.会員になったら何か特典があるのですか?

A.人権センターニュースの送付とメルマガの配信を受けられます。また、総会、講演会、セミナー、活動参加に関する情報提供を受けられます。

Q7.退会はできますか?

A.はい、できます。退会をご希望の方は「会員退会フォーム」にご入力・ご送信いただくか、事務局までご連絡ください。

Q8.会費はどのように使われていますか? 

A.支出の約半分が、人件費です。
大阪精神医療人権センターの事務局には、常勤1名と非常勤5名が勤務しています。
そのほか、支出費に占める割合の多い順では、事業で支払われる諸謝金が約4分の1、続いて事務所の維持費や出版物やチラシ等の印刷費と続きます。

ご寄付をお考えの方へ

Q1.1回のみの寄付はできますか?

A.ご都合のよい時に、ご自由な金額・回数でご寄付いただけます。
・お支払い方法はクレジットカードと銀行振込(ゆうちょ銀行・三井住友銀行)からお選びいただけます。ゆうちょ銀行については、振込用紙をご用意しております。
ご希望の方は事務局までご請求ください。
    ▷ ゆうちょ銀行 〇九九(ゼロキュウキュウ)
      当座 0027152   特非)大阪精神医療人権センター
    ▷ 三井住友銀行 南森町支店
      普通預金 1485805 大阪精神医療人権センター

Q2.寄付に税制上の優遇措置はありますか?

A.当センターへのご寄付は、税制上の優遇措置の対象になります。当センターは2010年に認定NPO法人を取得し、2021年3月に更新しました。
確定申告をしていただく必要がありますが、個人の方からの支援金は、特定寄付金とみなされ寄付金控除等の対象となります。個人の所得税の控除について、「税額控除」と「所得控除」から有利なほうを選んでいただけます。
詳細は、以下の内閣府NPOホームページをご覧ください。

Q3.遺産や相続などでの寄付はできますか?

A.はい、承っております。
遺贈、相続財産、お香典、生命保険信託のご寄付も、ありがたくいただいております。他の寄付と同様、税制上の優遇措置の対象になります。
詳しくは、事務局までお問い合わせください。

Q4.物品を寄付したいのですが、受け付けていますか?

A.はい。お心遣い、感謝いたします。
大阪精神医療人権センターでは、活動において入院中の方とのお手紙やお電話でのやりとりが多く、テレフォンカード、切手、おはがき、レターセットなどを頂いております。

当センターの活動を維持し、充実させるためにご支援をお願いします。

現在、当センターの活動には、当事者、家族、看護師、PSW、OT、医師、弁護士、教員、 学識経験者、マスコミ関係者等の様々な立場の方が、世代を超えて参加しています。当センターは精神科病院に入院中の方々への個別相談や精神科病院への訪問活動、精神医療及び精神保健福祉分野への政策提言活動等を行っています。

会員・寄付について