舞台「私 精神科医編」
精神科病院で勤務する精神科医が仕事帰りに行きつけの食堂に寄る。食事を終えて紅茶を飲みながら、病院勤務のソーシャルワーカーだった食堂の主(あるじ)に、その日に起こったことや入院中の方とのやり取りを話しているうちに、「精神科医」という羽織をかぶってごまかしてきた自分自身の内面が露わになってゆく。精神科病院に入院中の方が自由に外出ができないことや、持ち物が制限されること、さらに保護室や拘束による治療に意味があるのかという問いかけが始まる。
アフタートーク

権利権利擁護システム研究会 第2回 精神科病院における治療文化を変えていくために
2021年1月24日開催、くるみざわさんが登壇するオンラインセミナーを配信します。>>>権利擁護システム研究会
―精神医療の土台にあるのは生きることの苦しみに耐えている人への尊敬。『尊厳』の反対は『軽蔑・差別』、それをはね返すのが『人権』。精神医療が精神医療であるため
には『人権』は欠かせない―
精神医療のあるべき姿を語るくるみざわしんさんは、シェイクスピアが書いたセリフ、患者さんが診察で語った言葉などを使って、精神医療の「治療文化」の現状を照らし出し、その現状に変化をもたらすための5つの道具(視点)を提案する。「今日はこんなことまで話すつもりはなかったけれど」・・・「治療文化」を変えていくために私たちにできることは?擁護システム研究会 第2回精神科病院における治療文化を変えていくために