他団体の活動紹介

公益社団法人全国精神保健福祉会連合会【みんなねっと】

みんなねっとの組織構成等

公益社団法人全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)は、精神に障がいのある方の家族が結成した団体です。精神障がい者家族会の歴史は50年余になりますが、既に解散した全家連に代わる全国組織として、みんなねっとは2006年11月に当初NPO法人として発足し、2010年に公益社団法人化しました。
現在、全国に約1200の家族会のもと約3万人の方が集い、賛助会員は11,000人となっています。
各地の家族会は、都道府県連合会を構成し、都道府県単位でみんなねっとの正会員となっています。

みんなねっとの目的

みんなねっとの目的は、家族がたくさんつながって、気持ちをわかち合い、みんなが笑顔になり、元気になることです。そして、国や地方自治体などにも働きかけて、障がいのあるご本人や家族が、地域の中で安心して生活できるようにしていくことです。
まだまだ、社会的な偏見や精神科医療政策の影響もあり、障がいのあるご本人や家族が、孤立化し、時には人権侵害に対しても泣き寝入りをする状況もあります。必要な知識や情報が得られず情報から孤立し、社会からも孤立し、病状が悪化した時も適切な支援が受けられないという支援からの孤立の3つの孤立に苛まれている状態にあることに対して、家族に対する支援についても訴えています。

主な活動内容

主な活動は、各種制度や施策の向上を目指し活動します。「家族による家族学習会」を運営しています。精神障がいに関する啓発をすすめます。月刊みんなねっとを発行しています。学習会など、家族が力をつけるための支援をしています。
精神疾患は珍しい病気ではありません。5大疾病の中にも入っていて、誰にでもなりうる疾患です。でも、情報がない、知識がないから、発症に気づくことが遅れてしまう傾向があります。
第一の発祥のピークは思春期(中学生頃)にきます。みんなねっとでは、専門職ではなく、この体験を通ってきた専任の家族相談員による、電話相談も受け付けています。
何かの際には、お気軽にお電話ください。(電話相談室03-6907-9212毎週水曜10~15時)

〈原稿提供:事務局長 小幡 恭弘〉

当センターの活動を維持し、充実させるためにご支援をお願いします。

現在、当センターの活動には、当事者、家族、看護師、PSW、OT、医師、弁護士、教員、 学識経験者、マスコミ関係者等の様々な立場の方が、世代を超えて参加しています。当センターは精神科病院に入院中の方々への個別相談や精神科病院への訪問活動、精神医療及び精神保健福祉分野への政策提言活動等を行っています。

会員・寄付について