活動報告書│精神科病院に入院中の方のための 権利擁護の拡充に向けて
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ページ数 | 162ページ |
サイズ | A4 |
発行 | 2018年 |
この報告書は、 日本の精神医療の現状を変えたいという思いから、入院中の方の声をきき、 その思いの実現を目指しているたくさんの方々に協力していただき、①日本の精神医療の現状、②なぜ、 権利擁護活動が必要なのか、③権利擁護活動によって変わったこと、④当センターの実際の活動内容等を紹介しています。
私たちは、 33年間、 活動を続けてきましたが、 それでも、 まだ変わらない部分はたくさんあります。 資料編で人権センター事務局通信(1990年、 1991年) を掲載しましたが、 これは、過去のことではなく、現在でも、 同様の状況があることを知ってほしいと考えたからです。
一人でも多くのひとに、 日本の精神医療の現状や課題を知ってもらうことができれば、 障害の有無にかかわらず、 誰もが安心して暮らせる社会を目指すことができるはずです。
≪内容≫
【第1部】 2018年2月7日 院内シンポジウム「精神科病院に入院中 の人々のための権利擁護の実現に向けて」開催報告
【第2部】精神科病院に入院中の方のための権利擁護活動の拡充に向けての意見交換会(九州弁護士会連合会、大阪弁護士会ひまわり精神保健部会、大阪精神医療人権センター共催)
●意見交換会の内容/甲南女子大学・大阪精神医療人権センター個別相談ボランティア 大西 香代子
●報告 大阪弁護士会の精神保健業務の現状と今後の展望/大阪弁護士会ひまわり精神保健部会 守田 恵
●大阪弁護士会ひまわり精神保健部会の活動状況/大阪弁護士会ひまわり精神保健部会担当 副委員長 本田 建二・細井 大輔
●大阪精神医療人権センターの参加者から/地域生活支援センターすいすい・大阪精神医療人権センター権利擁護システム研究会メンバー 芦田 邦子/大阪精神医療人権センター療養環境サポーター 近島 勇/大阪精神医療人権センター個別相談ボランティア 大倉 弘子
●九弁連(九州弁護士会連合会)管内の精神保健当番弁護士制度の実施状況表
●大阪精神医療人権センターと九弁連の交流促進を願って/九弁連精神保健に関する連絡協議会委員長 野林 信行(福岡県弁護士会所属)
●各県の弁護士会と精神保健当番弁護士制度/佐賀県弁護士会所属 安藤 明彦/長崎県弁護士会所属 佐田 英二/大分県弁護士会所属 濱本 高史/熊本県弁護士会所属 田中 秀基/宮崎県弁護士会所属 橘 潤/鹿児島県弁護士会所属 林 宏嗣/沖縄弁護士会所属 仲地 宗哲/福岡県弁護士会所属 鬼塚 恒
●福岡県弁護士会精神保健当番弁護士活動について/福岡県弁護士会精神保健委員会初代委員長(現委員)川副 正敏/福岡県弁護士会精神保健委員会委員長(現委員) 鐘ヶ江 聖一/人権センターニュース138号(2017年12月)より
【第3部】入院経験者の声をきく
【第4部】入院中の方の権利擁護事業の拡充に向けて
【資料編】
●意見具申「精神病院内における人権尊重を基本とした適正な医療と処遇の向上について」(大阪府精神保健福祉審議会)
●入院中の精神障害者の権利に関する宣言
●意見書~精神科病院に入院中の人々のための権利擁護システムの構築を求め、日本精神科病院協会によるアドボケーターガイドラインに反対する~(大阪精神医療人権センター)
●精神科アドボケイトの活動指針案・事業モデル案(大阪精神医療人権センター)